神さまが司令官

あ と が き


 優雅に天井が高く、広い階段の少しクラッシックな阪急三宮駅ビルが解体撤去されました。たくさんの人たちが名残を惜しんで押しかけてきたそうです。うろこの館、栄光教会、旧居留地15番館など、思い出に残るたくさんの建物が傷み、消えて行きました。

 震度7という未曾有の震災で、ガレキの山と化し、焼け野原になってしまった街・神戸を、もう一度あの美しい街にと、今、復興のつち音がそこかしこに響いています。

 そんな復興に、私たちの救援活動がいくらかでもお役に立ったでしょうか。この度、主の助けを頂いて、このような形で報告書をまとめました。どう書いて良いか判らず、エッセイのようになってしまいましたが、幸い、森田グループがきっちりした報告書をまとめて下さいましたので(第5章2項)、そこから私どもの活動の軌跡をご推察頂けるのではないかと思います。

 今日、ある教会の牧師先生から子安先生に電話がありました。「ようやく教会堂の解体撤去を済ませたが、跡地に建てるプレハブはないだろうか」。今進行しているO教会の解体撤去には自己負担で300万円かかると聞きました。又、雨漏りのひどいM教会の修理には500万円の見積りが……。被災地の教会は、まだまだそんな苦闘を続けています。時間がたっているだけに、人も物もお金も、祈りさえも少なくなっているのではと感じられる現状です。

 私どもの救援対策本部は依然として窓口になっており、日本福音同盟・近放伝の1本化された支援体制、「阪神大震災被災教会支援協力会」も活動を続けております。被災地域の方々と被災教会を覚え、続けてお祈りご支援下さい。

 キリスト教神戸宣教協力会救援対策本部
 日本福音同盟 救済委員会
 近畿福音放送伝道協力会

 この報告書のために、たくさんの先生方、兄弟姉妹たちの励ましとご協力を頂きました。最初にファクトのピックアップと構成を手がけて下さった津村先生、原稿の訂正や校正に手を加えて下さった松下先生と吉川先生、丁寧に最終校正をして下さった岩井先生、そして、原稿や説教のテープをお貸し下さった先生方、兄弟姉妹たち……。原版作りには、救援対策本部の賑わいが戻ったかのようにスタッフの先生たちが駆け付けて下さいました。勿論、いつも陣頭指揮を取り、あらゆるところに目を通して下さった、我らが本部長・子安先生がおられます。全ての原稿をワープロに打ち込んでくれた家内、しばしば徹夜の作業になりました。又、私たちに代わって教会のご用を引き受けて下さったライダー宣教師ご夫妻、西神聖書教会の兄弟姉妹の励ましも忘れることが出来ません。そして、非常に短期間の印刷製本にもかかわらず、快く引き受けて下さった菱三印刷(株)の上井信嗣兄、仲介のご労を取って下さった神戸ひよどり台教会の大嶋博道先生にも……。心よりお礼を申し上げます。

 最後に、この本にお名前を挙げることが出来なかった多くのボランティアの方々、心を込めてご支援下さったたくさんの方々、そして先生方に、心からの感謝を申し上げます。
被災され、復興に励んでおられる教会、兄弟姉妹に主の祝福を祈りつつ。

   1995年5月                         下 山  尚 孝

* 最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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